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Let There Be Love

  • 作曲: RAND LIONEL
#スイング#スタンダードジャズ
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Let There Be Love - 楽譜サンプル

Let There Be Love|楽曲の特徴と歴史

基本情報

Let There Be Loveは、作曲RAND LIONEL、作詞Ian Grantによる1940年のポピュラー曲。いまやジャズ・スタンダードとして定着した英語詞のヴォーカル曲で、穏やかな愛を讃える。スモール・コンボやラウンジなど多様な場面で演奏される。初演・初録音の詳細は情報不明。

音楽的特徴と演奏スタイル

テンポはミディアム・スウィングからしっとりしたバラードまで幅広く対応。会話的なフレーズと滑らかな旋律が要で、語りかける間合いが生きる。ピアノ・トリオやギター、ブラシのドラム、ウォーキング・ベースなど、控えめで上品な伴奏が好まれる。ヴォーカルではダイナミクスを抑え、言葉のニュアンスを丁寧に届ける解釈が効果的。

歴史的背景

1940年代はラジオと映画を通じて歌ものが広がった時代。本曲もその文脈で浸透し、戦後には家庭での鑑賞とダンス・フロアの双方で支持を獲得した。のちにジャズ界で定番化し、クラブやホテルなどの実演現場での有用性と、編成を選ばない柔軟性が評価され続けている。

有名な演奏・録音

代表的録音の一つが、Nat King ColeとGeorge Shearingの共演版(1961年録音/1962年発表)。温かな歌唱と洗練されたピアノのハーモニーが親密なムードを描き、本曲の魅力を端的に示す名演として広く知られる。ほかにも多数の歌手・楽団が取り上げているが、網羅的な一覧や初出の録音情報は情報不明。

現代における評価と影響

現在もジャズ・クラブ、ホテルやカフェのBGM、ブライダルの選曲などで重宝され、穏やかで前向きな空気づくりに適した曲として高評価。音楽教育の現場でもスタンダード教材として用いられ、スウィングの乗りや英語詞の発音・フレージングを学ぶ題材になっている。具体的な使用事例の統計は情報不明。

まとめ

Let There Be Loveは、平易で親しみやすい旋律と上品なスウィング感が魅力の名曲。初期情報に不明点は残るものの、名演を通じて普遍性を獲得し、編成やテンポを選ばず現代まで多彩な解釈で演奏され続けている。入門者にも演奏家にも開かれたスタンダードと言える。