Don't Go Breaking My Heart
- 作曲: JOHN ELTON,ORSON ANN

Don't Go Breaking My Heart - 楽譜サンプル
Don't Go Breaking My Heart|歌詞の意味と歴史
基本情報
1976年に発表されたポップ・デュエット。歌唱はエルトン・ジョンとキキ・ディー。作曲クレジットは「JOHN ELTON」「ORSON ANN」とされ、作詞はBernie Taupin(別名Carte Blanche)。プロデュースはGus Dudgeon。明るいテンポと掛け合いの楽しさで広く知られ、英国と米国のシングルチャートで1位を獲得した代表曲である。
歌詞のテーマと意味
タイトルが示す通り、相手に「心を傷つけないで」と呼びかけるラブソング。互いの不安を軽やかなユーモアと励ましで乗り越える内容で、コール&レスポンスの対話が感情のキャッチボールを生み出す。直接的で親しみやすい語彙と、弾むビートが前向きな恋の高揚感を支える。
歴史的背景
エルトンが世界的スターとして躍進していた70年代半ば、ソウル/モータウン風の男女デュエットを現代風に再構築する意図で制作。シングルとして独立して発表され、のちにベスト盤に収録された。作者名義に「Ann Orson」「Carte Blanche」という仮名が用いられた点も話題となった。
有名な演奏・映画での使用
オリジナルのスタジオ版に加え、1985年のライヴ・エイド(ロンドン)でのエルトン&キキの再共演は象徴的名演として語り継がれる。さらに1993年にはエルトン・ジョン&ルポール名義のカバーがヒット。映画での顕著な使用については情報不明。
現代における評価と影響
軽快なベースとストリングス、明快なハーモニーはポップ・デュエットの典型として定着。カラオケやイベントでの男女掛け合い曲として定番化し、後続のアーティストによるコラボ楽曲にも影響を与えた。配信時代でもプレイリスト常連のエヴァーグリーンとして親しまれている。
まとめ
耳に残るメロディと掛け合いの妙、そして普遍的な恋のメッセージにより、時代を超えて支持される一曲。入門者にはオリジナル・シングル、ライブの熱量を味わうならライヴ・エイド映像、解釈違いを楽しむなら1993年カバーの聴き比べが勧められる。