Don't Leave Me This Way
- 作曲: GAMBLE KENNETH,HUFF LEON A,GILBERT CARY

Don't Leave Me This Way - 楽譜サンプル
Don't Leave Me This Way|歌詞の意味と歴史
基本情報
Kenneth Gamble、Leon A. Huff、Cary Gilbert作のソウル/ディスコ曲。初出はHarold Melvin & the Blue Notes(1975)。Thelma Houston(1976)が世界的ヒットに導き、Communards(1986)はハイエナジーで英国No.1を獲得。英語詞のポップ・ソウルで、複数の決定版が存在する。
歌詞のテーマと意味
語り手が「このまま私を置いていかないで」と嘆願し、離別の不安と燃える愛情を訴える。高揚や炎を想起させる比喩が多く、ゴスペル的コール&レスポンスやフェイクが切迫感を増幅。ダンス向きのビートと情熱的ボーカルが融合し、刹那と多幸感を同時に描く。歌詞の全文は掲載しない。
歴史的背景
本作はフィラデルフィア・ソウル直系の設計で、流麗なストリングスと堅牢なリズムが核。1975年の原曲はテディ・ペンダーグラスの熱唱で知られ、1976〜77年にはThelma Houston版が米Billboard Hot 100で1位。1986年にはCommunardsがシンセ主体のハイNRGへ刷新し、英国で大ヒットとなった。
有名な演奏・映画での使用
代表的録音は、1) Harold Melvin & the Blue Notes(1975)原曲、2) Thelma Houston(1976)— 全米1位・1977年グラミー最優秀R&B女性歌手、3) The Communards(1986)— 英国1位。三者三様の解釈が楽曲の普遍性を示す。映画での具体的使用は情報不明。
現代における評価と影響
ディスコ/ソウルの古典としてクラブやプレイリストで定番化。Thelma Houston版とCommunards版はダンス・カルチャーやLGBTQ+コミュニティでも支持が厚い。高揚するストリングスと4つ打ち設計は、後続のポップやハウスのプロダクションに影響を与え続けている。
まとめ
離別の切迫を強靭なグルーヴで包むダンス・クラシック。原曲から80年代リメイクまで、時代に応じて表情を変えつつも核は不変。Gamble & HuffとCary Gilbertの職人芸は、今なおフロアとリスナーに鮮烈だ。