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Mamma Mia

  • 作曲: ANDERSSON BENNY GORAN BROR,ANDERSSON STIKKAN
#洋楽ポップス
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Mamma Mia - 楽譜サンプル

Mamma Mia|歌詞の意味と歴史

基本情報

スウェーデンのグループABBAによる代表曲。1975年のアルバム『ABBA』に収録され、後にシングルとして世界的にヒットした。クレジットには作曲者としてベニー・アンダーソンとスティグ・アンダーソンが記載される。印象的なイントロと重厚なコーラス、覚えやすいフックが特徴で、ポップスの王道を書き換えた存在として知られる。

歌詞のテーマと意味

歌詞は、相手に振り回されつつも惹かれ続ける主人公の心情を一人称で綴る。別れを決意しても再び戻ってしまう葛藤、後悔と期待が交錯する感覚が核となる。「Mamma Mia」という呼びかけは驚きや嘆きを示す感嘆表現で、揺れる感情を象徴する。直接的で口ずさみやすい言葉運びが共感を呼び、繰り返しが感情の高まりを強調する。

歴史的背景

本作はユーロヴィジョン優勝曲「Waterloo」に続く時期に制作され、ABBAの国際的地位を確立させた一曲。ストックホルムのスタジオで精緻に多重録音が行われ、ポップスのプロダクション手法を押し広げた。1975年に発表され、各国でチャート上位を記録。特に英国では首位を獲得し、グループの人気を不動のものにしている。

有名な演奏・映画での使用

1999年初演のジュークボックス・ミュージカル『マンマ・ミーア!』で要曲として用いられ、その成功が2008年の映画版、2018年の続編へとつながった。作中では主人公の感情を高める場面で効果的に配置され、楽曲の普遍性を可視化。ABBA自身の公式映像やテレビ番組でも繰り返し取り上げられ、世代を超えて浸透している。

現代における評価と影響

強烈なメロディとハーモニー、マリンバ風の打楽器的サウンド、タイトなリズムが現在も古びない魅力を放つ。多数のアーティストがカバーし、カラオケや配信サービスでも定番曲として支持される。楽曲名を冠した舞台の大成功は、ポップヒットを核に物語を紡ぐ作品群のモデルとなり、音楽産業の可能性を広げた。

まとめ

「Mamma Mia」は、恋愛の揺らぎを普遍的な言葉とメロディで描き切ったポップ・アンセムである。ABBAの魅力—洗練されたプロダクションと圧倒的なコーラス—が凝縮され、発表から半世紀近くを経ても強い存在感を保つ。映画・舞台を通じて新規層にも届き、今なお世界文化の共有財産として生き続けている。