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Joy To The World(もろびとこぞりて)

  • 作曲: MASON LOWELL
#クリスマス
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Joy To The World(もろびとこぞりて) - 楽譜サンプル

Joy To The World(もろびとこぞりて)|歌詞の意味と歴史

基本情報

Joy To The World(日本語題:もろびとこぞりて)は、世界で親しまれるクリスマス・キャロル。作曲はMASON LOWELL、作詞はIsaac Watts。会衆賛美から合唱、ブラス、ポップスまで幅広く演奏され、日本でも讃美歌として定着。初演や刊行年の厳密な特定は情報不明。

歌詞のテーマと意味

歌詞は詩篇98編の意訳に基づき、救い主の到来がもたらす普遍的な喜びを告げる。人々だけでなく大地や自然も歓喜する情景を描き、罪や嘆きからの解放、正義と恵みが満ちる世界への希望を歌い上げる。簡潔で力強い反復が会衆合唱に適し、祝祭の一体感を生み出す構造が特徴だ。

歴史的背景

原詩は1719年刊のワッツ詩集に所収。19世紀に旋律「Antioch」と結び付き広まった。旋律の整理と普及にはMASON LOWELLが関与し、ヘンデル主題との関連が指摘されることもあるが詳細は情報不明。英米の賛美歌集を通じ標準曲となり、日本でも「もろびとこぞりて」として広く歌われる。

有名な演奏・映画での使用

合唱団や吹奏楽、シンフォニック編成の定番で、ポップスではMariah Careyほか多数が録音。テンポや調性、コーラスの積み上げで華やかにも荘重にも変化し、アレンジ自由度が高い。映画やテレビのホリデー場面での使用も多く、季節感と祝祭感を直ちに喚起する楽曲として重宝されている。

現代における評価と影響

ストリーミングでも毎冬再生が伸び、教育現場やコミュニティ合唱の教材としても重宝。適度な音域と覚えやすい旋律、コール&レスポンス的構造が参加型文化に合う。ゴスペルやジャズ、ロック、EDM風アレンジなど派生も多く、宗派や世代を超えた共有資産として歌い継がれている。

まとめ

Joy To The World(もろびとこぞりて)は、普遍的な祝祭感と高揚する旋律で「喜び」を共有する名曲。来歴の一部に情報不明な点はあるものの、MASON LOWELLの関与を含む19世紀以降の普及を経て、現代でも多様な編成で輝きを放ち続ける。行事にもステージにも映える、永遠の定番である。