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Part-Time Lover

  • 作曲: WONDER STEVIE
#洋楽ポップス
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Part-Time Lover - 楽譜サンプル

Part-Time Lover|歌詞の意味と歴史

基本情報

1985年、Motown/Tamlaからシングルとして発表。アルバム『In Square Circle』収録。作曲・作詞はクレジット上WONDER STEVIE。軽快なダンス・ポップ調で、全米Billboard Hot 100で1位を獲得。ジャンルはポップ/R&B、ミッド80年代のサウンドを象徴する一曲。

歌詞のテーマと意味

タイトルが示すのは「本命以外の相手との限られた逢瀬」。歌詞は、周囲に悟られないよう時間帯や電話の合図を工夫する二人の緊張感とスリル、そして罪悪感を対比的に描く。恋愛の倫理的ジレンマを、明るいビートに乗せて軽やかに歌い上げることで、内容の苦味とメロディの甘さが印象的なコントラストを生む。

歴史的背景

80年代中盤はデジタル機材の普及でシンセ主体のダンス・ポップが主流化。ワンダーも自身主導の制作体制で、ドラムマシンとシーケンサー、鮮やかなシンセ・ブラスを取り入れつつ、ポップ・フックとソウルの温度感を両立。本作はその成熟形で、MTV時代の即効性と彼らしい和声の豊かさを兼備する。

有名な演奏・映画での使用

リリース以降、ラジオやダンス・フロアで広く支持され、本人のライブでも親しまれている。特定の映画・ドラマでの顕著な使用は情報不明。著名なカバーや公式リミックスの詳細も情報不明だが、80年代ポップの定番曲として各種プレイリストで取り上げられる。

現代における評価と影響

現在は、シンセ・ポップとR&Bの接点を示す好例として参照され、80年代サウンド回帰の文脈でも再評価が進む。軽快な4つ打ち、シンコペーションするベース、覚えやすいコーラスは後続のダンス・ポップにも影響し、DJセットでも機能するナンバーだ。

まとめ

浮遊感あるシンセとタイトなビートに、秘めた関係の機微を重ねた本作は、時代性と普遍性を両立したヒット。1985年の空気を映しつつも、テーマの普遍性と洗練されたソングライティングにより、現在も幅広いリスナーに届き続けている。映画での使用など一部情報は情報不明だが、代表曲としての価値は揺るがない。