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Dancing Queen
- 作曲: ANDERSSON BENNY GORAN BROR, ANDERSSON STIKKAN, ULVAEUS BJOERN K

Dancing Queen - 楽譜サンプル
Dancing Queen|歌詞の意味と歴史
基本情報
ABBAの代表曲で、作曲はBenny Andersson、Björn Ulvaeus、Stig Anderson。1976年にシングルとして発表され、同年のアルバム『Arrival』にも収録。軽快なディスコのグルーヴに、アグネタとアンニ=フリードの透明感あるツイン・ボーカル、ピアノとストリングスのきらめくアレンジが重なる、ポップ史を象徴する一曲。
歌詞のテーマと意味
歌詞は、夜のダンスフロアで輝く若者の高揚と解放感を描く。聴き手を主語に招く語り口が自己投影を促し、踊る喜びそのものを祝福する内容となっている。センチメンタルになり過ぎず、甘やかなメロディと合致した肯定的なムードが長年の支持を支える。
歴史的背景
制作は世界的なディスコ・ブームの最中。ABBAはスウェーデン王の結婚関連のTV特番で本曲を披露し、1976年のリリース後、英米を含む多くの国で1位を獲得。特に米Billboard Hot 100ではグループ唯一の首位となり、北欧発ポップの国際的成功を決定づけた。
有名な演奏・映画での使用
ミュージカル『マンマ・ミーア!』および映画版(2008)で印象的に使用され、世代を超えて再認知が進んだ。TV番組やスポーツイベント、各国の祝いの場でも定番として取り上げられ、数多くのアーティストがカバーやサンプリングでオマージュを捧げている。
現代における評価と影響
今日でもストリーミングで高い人気を維持し、名曲リストの常連。ディスコ/ポップの編曲手法—四つ打ちの躍動、きらびやかなコーラス、フック重視のメロディ—は、その後のダンス・ポップ制作の教科書となった。カラオケやDJセットでも鉄板の一曲。
まとめ
Dancing Queenは、普遍的な歓喜を洗練されたポップ・プロダクションで結晶化した楽曲である。事実に基づく歴史と明快なテーマ性が相まって、初出から半世紀近くを経た今も色褪せない魅力を放ち続けている。