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All My Loving

  • 作曲: LENNON JOHN WINSTON, MCCARTNEY PAUL JAMES
#ビートルズ#洋楽ポップス
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All My Loving - 楽譜サンプル

All My Loving|歌詞の意味と歴史

基本情報

All My Loving は、レノン=マッカートニー名義の楽曲で、英国ではアルバム『With the Beatles』(1963年)に収録、米国では『Meet the Beatles!』(1964年)で広く知られた。ビートルズ初期を象徴する軽快なポップ・ロックで、作曲者クレジットは LENNON JOHN WINSTON, MCCARTNEY PAUL JAMES。シングルA面ではないが、ラジオやテレビ露出で人気曲となり、ライヴでも重要な位置を占めた。

歌詞のテーマと意味

離れた恋人に「再会まで心は君のもの」と誓う内容で、移動の多いバンド生活と共鳴する普遍的な遠距離恋愛のモチーフが核。直接的で覚えやすい言葉とコーラスが、約束、忠誠、希望という三つの感情を自然に束ねる。具体的な人物名や物語の詳細は示されず、聴き手が自身の経験を投影しやすい普遍性を持つ。

歴史的背景

1963年の英国ポップ・シーンはビートルズの台頭で激変期にあり、本曲はその勢いを裏打ちするアルバム・トラックとして機能した。創作経緯についてはポール・マッカートニーがツアー中に詞を先に書いたと語ったとされるが、細部は情報不明。4人の緊密なアンサンブルとプロデュースの明晰さが、英米での成功を加速させた。

有名な演奏・映画での使用

1964年2月、『ザ・エド・サリヴァン・ショー』初出演でのオープニング演奏は歴史的名場面として知られる。BBCセッションでも頻繁に取り上げられ、公式音源『Live at the BBC』に収録。コンサートでは1963〜64年の定番曲となった。映画での明確な使用情報は情報不明。

現代における評価と影響

跳ねるウォーキング・ベース、カントリー風のカッティング、タイトな三声ハーモニーが、短い曲尺の中で強い推進力を生む。ジョージのソロやジョンのリズム・ギター、ポールの旋律志向が早期から確立していたことを示す例としてしばしば言及され、後続のブリティッシュ・ポップ/ギター・ポップに大きな影響を与えた。現在も配信やプレイリストで高い人気を保つ。

まとめ

All My Loving は、離別と忠誠という普遍的テーマを、明快なメロディと緊密なアンサンブルで結晶化した初期ビートルズの代表曲。シングル曲に匹敵する存在感で国境を越えて愛され、今日までライヴやメディアで息長く響き続けている。