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Drive My Car

  • 作曲: LENNON JOHN WINSTON, MCCARTNEY PAUL JAMES
#ビートルズ#洋楽ポップス
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Drive My Car - 楽譜サンプル

Drive My Car|歌詞の意味と歴史

基本情報

1965年発表のビートルズ作品。英盤『Rubber Soul』の冒頭曲で、作詞作曲はレノン=マッカートニー。プロデュースはジョージ・マーティン、録音はロンドンのEMIスタジオ。ポール・マッカートニーが主唱し、ジョン・レノンがハーモニー、ジョージ・ハリスンとリンゴ・スターが演奏を支える。米国では編集方針の違いにより『Yesterday and Today』(1966)に収録。R&B由来の力強いリフとタイトなリズムが核。

歌詞のテーマと意味

歌詞は、スター志望の女性が語り手に「運転手になって」と持ちかける会話劇。実際は車を持っていないというオチを含むユーモアと、運転=関係の主導権という二重の比喩が中心だ。自立志向や名声への欲望を明るく描き、短いフレーズの反復が耳に残る。歌詞全文は権利の都合で非掲載。

歴史的背景

『Rubber Soul』期のビートルズはフォークやソウルへの関心を深め、アレンジの緻密化が進んだ。本曲もその流れにあり、ベース主導のグルーヴ、ギターとピアノのユニゾンによるリフ、呼応するコーラスなどR&Bの語法を消化している。録音・機材の全容は情報不明だが、実験精神と即効性あるポップ感覚の両立を示す代表例である。

有名な演奏・映画での使用

代表音源はスタジオ版。のちにジョージ&ジャイルズ・マーティンによる『LOVE』(2006)で「Drive My Car/The Word/What You’re Doing」としてメドレー化され、新鮮に再提示された。ポール・マッカートニーのソロ公演でも定番的に演奏される。映画・CMでの使用例の網羅情報は情報不明。同名映画での直接使用有無も情報不明。

現代における評価と影響

キャッチーなリフと会話体の歌詞は、アルバム冒頭曲として聴き手を一気に引き込む設計で、ロック/ポップの定番として高評価。R&B的グルーヴとビートルズ流ハーモニーの融合は後続のブリティッシュ・ロックに影響を与え、多数のカバーやステージで継承された。今日でもプレイリストでの回転が多い。

まとめ

軽快なリズム、ウィットある比喩、洗練されたアレンジが三位一体となった中期ビートルズの名曲。時代性を映しつつ普遍的な魅力を保ち、今なお新鮮に響く。