あなたのポケットにスタンダードの楽譜集をソングブック12keyに移調できる楽譜アプリ「ソングブック」

アーティスト情報なし

Come Closer To Me (Acercate Mas)

  • 作曲: FARRES OSVALDO
#洋楽ポップス#ラテン
App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう
← 楽曲一覧に戻る

Come Closer To Me (Acercate Mas) - 楽譜サンプル

Come Closer To Me (Acercate Mas)|歌詞の意味と歴史

基本情報

「Come Closer To Me (Acercate Mas)」は、キューバの作曲家オスバルド・ファーレス作によるボレロ。原題は“Acércate Más”。発表年は情報不明だが、中南米の歌謡・ダンス文化で長く親しまれ、英題でも流通するスタンダードとなっている。

歌詞のテーマと意味

歌詞は「もっとそばに」という親密な呼びかけを軸に、ささやきや抱擁、夜の静けさといった意匠で恋の高揚を描く。激しいドラマより節度ある官能が特徴で、滑らかな旋律線が言葉を支え、ゆったりしたダンスにも適する。

歴史的背景

20世紀中葉、ボレロはキューバからメキシコへ広がり、ラジオとナイトクラブで隆盛。ファーレスは「Quizás, Quizás, Quizás」「Tres Palabras」でも知られ、本曲も時代のロマンを体現する代表作として定着。制作年・初演者は情報不明。

有名な演奏・映画での使用

録音は多く、ナット・キング・コールのスペイン語版(アルバム『Cole Español』収録)が国際的に有名。ほかにもラテン圏の名歌手やボレロ・トリオが取り上げる。映画での明確な使用例は情報不明。

現代における評価と影響

現在もレストランやサロンの生演奏、社交ダンス、バラード系プレイリストで定番。テンポやキーの可変性が高く、男女デュエットやジャズ寄りの解釈にもなじむため、教育現場やオーディション曲としての実用性も高い。

まとめ

Acércate Más は、過度に語らず親密さを醸すボレロの魅力を凝縮した小品。確かな旋律と柔らかな和声が言語や世代を越えて響き、今なお新解釈の余地を残す。基礎情報に未詳点はあるが、評価は揺るがない。