あなたのポケットにスタンダードの楽譜集をソングブック12keyに移調できる楽譜アプリ「ソングブック」

アーティスト情報なし

Rock Around The Clock

  • 作曲: DE KNIGHT JIMMY,MYERS JAMES E,FREEDMAN MAX C
#洋楽ポップス
App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう
← 楽曲一覧に戻る

Rock Around The Clock - 楽譜サンプル

Rock Around The Clock|歌詞の意味と歴史

基本情報

Rock Around The Clock は、Max C. Freedman と James E. Myers(Jimmy DeKnight 名義)の共作によるロックンロール曲。Bill Haley & His Comets が1954年にDeccaから発表した録音で広く知られ、以後、同バンドの代表曲として世界的に普及した。テンポの速いシャッフル感と印象的なギター・ソロが特徴。

歌詞のテーマと意味

歌詞は「一日じゅう、時計の針に合わせて踊り明かそう」という直截なパーティー賛歌。時間を刻むフレーズの反復と呼応するコーラスが高揚感を生み、当時拡大したティーンエイジャー文化の無邪気な解放感を象徴する。社会的メッセージよりも、ダンスと楽しさを前面に出した内容である。

歴史的背景

第二次大戦後の米国で、R&Bとカントリーの要素が融合して生まれた初期ロックンロールの潮流の中で誕生。1955年公開の映画『暴力教室(Blackboard Jungle)』でオープニングに使用されると一気に注目を集め、同年に全米チャートで首位を獲得。若者文化と新しい大衆音楽の到来を告げる象徴的存在となった。

有名な演奏・映画での使用

最初の録音はSonny Dae and His Knightsによる1954年版とされるが、決定的な知名度を得たのはBill Haley & His Comets のヴァージョン。テレビ・シリーズ『ハッピー・デイズ』でも主題歌として用いられた時期があり、映画やダンス・イベントの定番曲として繰り返し採用されている。

現代における評価と影響

本作は「ロックンロールを世界に拡散させた曲」と評され、のちのビート、ギター・リフ、バンド編成の標準化に大きく寄与したとされる。ロックの殿堂など多くの史的リストで古典として位置づけられ、配信時代に入っても再生され続ける。シンプルな12小節ブルース進行は教育現場やセッションでも重宝される。

まとめ

ダンスの高揚を端的に歌い上げ、映画を契機に世界的ヒットとなったRock Around The Clock。明快なビートと覚えやすい構成は今も色褪せず、ロックンロールの出発点を示す基準曲として聞き継がれている。