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This Is My Song

  • 作曲: CHAPLIN CHARLES
#洋楽ポップス#映画音楽
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This Is My Song - 楽譜サンプル

This Is My Song|歌詞の意味と歴史

基本情報

「This Is My Song」は、映画『A Countess from Hong Kong』(1967年)のためにチャールズ・チャップリンが作曲したポップ・バラード。映画の主題歌として生まれ、のちに単独のシングルとしても広く親しまれ、多数の歌手が録音した。作詞者クレジットは情報不明だが、歌唱付きの楽曲として知られる。

歌詞のテーマと意味

歌詞は、愛する相手に捧げる“これは私の歌”という宣言を軸に、ひたむきな愛情と永続性への願いを描く。比喩や装飾を抑えた平易な語り口が特徴で、旋律の素朴さと相まって普遍的なロマンティシズムを醸成。結婚式や記念日のレパートリーとしても選ばれる理由がここにある。

歴史的背景

チャップリンはトーキー以降、自作映画の音楽にも深く関与し、旋律家としての才を発揮してきた。本曲は晩年の長編映画のために書かれ、作品の評価とは別に、歌曲として独自の生命力を獲得。映画公開と同時期にレコード市場で注目を集め、世界各地へと広がっていった。

有名な演奏・映画での使用

とりわけPetula Clarkによる録音は国際的な大ヒットとなり、英国をはじめ各国チャートで高順位を記録したことで知られる。映画本編では主題歌として用いられ、ロマンティックな情景を支える重要なモチーフとして機能。以後、複数言語版やカバーが継続して発表された。

現代における評価と影響

今日では、20世紀ポピュラー音楽における“クラシック”の一つとして位置づけられ、ポップからクロスオーバー系の歌手まで幅広く取り上げる定番曲に。映画音楽の枠を越えて独立したスタンダード性を保ち、オーケストラ伴奏や小編成アレンジなど多彩な形で演奏されている。

まとめ

映画発のメロディを核に、素直な言葉と歌いやすい旋律で世界的に親しまれた「This Is My Song」。チャップリンの作曲家としての資質を物語る一曲であり、時代を超えて愛の表現を結び直す普遍的なラヴ・ソングとして今も息づいている。