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Once Upon a Dream(眠れる森の美女)

  • 作曲: FAIN SAMMY,LAWRENCE JACK
#洋楽ポップス#ディズニー
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Once Upon a Dream(眠れる森の美女) - 楽譜サンプル

Once Upon a Dream(眠れる森の美女)|歌詞の意味と歴史

基本情報

1959年公開のディズニー長編『眠れる森の美女』の挿入歌。原題は Once Upon a Dream、邦題は「いつか夢で」。作曲はサミー・フェイン、作詞はジャック・ローレンスで、旋律はチャイコフスキーのバレエ『眠れる森の美女』第1幕「ガーランド・ワルツ」に基づく。劇中では森で迷うブライア・ローズ(オーロラ)をメアリー・コスタが歌い、のちに王子役ビル・シャーリーが加わるデュエットとして知られる。発表年は1959年。その他の細目は情報不明。

歌詞のテーマと意味

歌詞は「夢で出会った相手と現実でめぐり逢う」奇跡を描き、運命の導きと初恋のときめきをロマンティックに言語化する。森の静けさと三拍子の揺れが、未知への不安と吸い寄せられる確信を同時に支え、二人のハーモニーが「見知らぬ人ではない」という気づきへと聴き手を導く。直接的な誓いより余韻を重んじる表現が特徴で、時代を越えて共感を呼ぶ。

歴史的背景

ディズニーは当時、クラシック作品の引用と最新録音技術の融合を志向し、本作も19世紀後期の旋律を1950年代の映画文法に編み直した代表例である。スコア全体はジョージ・ブランズが担当し、楽曲は映画の中心モチーフとして物語運びを担った。公開当時のチャート成績や受賞歴は情報不明だが、テーマ性と旋律の親しみやすさから、発表時点で主題歌級の存在感を放っていた。

有名な演奏・映画での使用

最も知られるのは映画本編の森の場面。以降、公式オーケストラ公演やディズニー関連コンサートでたびたび演奏され、各国吹替版でも多言語で歌われてきた。2014年の実写映画『マレフィセント』ではラナ・デル・レイがダークなアレンジでカバーし、予告編や劇中使用で楽曲の新たな解釈を提示。これにより若い世代にも再発見が広がった。その他の著名カバーやチャート情報は情報不明。

現代における評価と影響

ワルツの優雅さとシンプルな旋律線は初めて聴く人にも覚えやすく、ディズニー・バラードの典型として引用・編曲が盛んである。クラシックとポピュラーの橋渡しとして音楽教育で取り上げられることがあり、映像の場面転換やウェディングのBGMにも親和性が高い。ストリーミング統計や売上の具体的数値は情報不明だが、定番曲として確固たる地位を維持している。

まとめ

Once Upon a Dream(いつか夢で)は、チャイコフスキー由来の気品とフェイン/ローレンスの歌心が結晶した名曲。短い歌詞ながら強い物語性を備え、運命的邂逅の象徴として映画を支える。ディズニー音楽の核心を知る入門曲であると同時に、クラシックと映画音楽の幸福な出会いを示す好例として、今も多くのリスナーに愛され続けている。