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You're Welcome (モアナと伝説の海)

  • 作曲: MIRANDA LIN MANUEL
#洋楽ポップス#ディズニー
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You're Welcome (モアナと伝説の海) - 楽譜サンプル

You're Welcome (モアナと伝説の海)|歌詞の意味と歴史

基本情報

2016年公開のディズニー映画「モアナと伝説の海」で使用された劇中歌。作曲・作詞はLin-Manuel Miranda。英語版ではドウェイン・ジョンソン(マウイ役)が歌唱し、サウンドトラックにも収録。軽快なポップ/ショーチューンの語り口で、映画のキャラクター・ソングとして機能する。

歌詞のテーマと意味

歌詞は半ばラップのような早口と韻で、半神マウイが自らの武勇伝をユーモラスに列挙し、感謝を求める自己賛美が中心。モアナとの駆け引きや、神話的偉業(太陽を縛る、島を引き上げる等)への言及を通じ、英雄の傲慢さと人間味の両面を描く。決め台詞「You're welcome」は誇張されたアイロニーとして響く。直接的な全文引用は避け、象徴や比喩が多用される点が特徴である。

歴史的背景

本作は、ミランダ、マーク・マンシーナ、オペタイア・フォアイが音楽面を担ったサウンドトラックの一部。ミランダはブロードウェイ作品で培った語りの技巧を導入し、ポリネシア文化への敬意を意識した制作方針の中で、キャラクター描写を担うコメディ曲として設計された。公開年は2016年。ショー寄りの構成と現代的なポップ感が共存している。

有名な演奏・映画での使用

映画では、モアナが孤島でマウイと出会った直後、彼が自慢話を歌い上げる場面に登場。ダイナミックな映像と相まってキャラクターの性格を一気に提示する。エンドクレジットにはジョーダン・フィッシャーとリン=マニュエル・ミランダによる別ヴァージョンが使用された。サウンドトラックや公式映像配信で広く親しまれている。

現代における評価と影響

キャッチーなメロディと巧みな言葉遊び、ジョンソンの親しみやすい歌唱で人気を獲得。キャラクターの魅力を一曲で伝える構成は、近年のディズニー作品における“語りの歌”の好例として言及されることが多い。コミカルで覚えやすいフックが幅広い層に浸透し、公開後も継続的に再生される定番曲となった。

まとめ

「You're Welcome」は、ユーモアと物語性を両立させた劇中歌であり、マウイの人物像を音楽的に凝縮する。映画のテンポを押し上げつつ、神話モチーフとポップスの融合を実現。サウンドトラックの中でも記憶に残る一曲として、作品世界への入口を担い続けている。