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Johnny Angel

  • 作曲: POCKRISS LEE JULIEN
#洋楽ポップス#カーペンターズ
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Johnny Angel - 楽譜サンプル

Johnny Angel |歌詞の意味と歴史

基本情報

「Johnny Angel」は、作曲POCKRISS LEE JULIEN(リー・ジュリアン・ポクリス)、作詞Lyn Duddyによるポップ・ナンバー。1962年にシェリー・フェブレーが発表し、米Billboard Hot 100で1位を獲得。レーベルはColpix Records。テレビ番組『ドナ・リード・ショー』で披露されたことでも知られる代表的オールディーズだ。

歌詞のテーマと意味

語り手は“ジョニー・エンジェル”に片想いするティーンエイジャー。彼は自分の存在に気づいていないため、他の誘いを断ってでも彼だけを想い続けるという、純真で切ない一途さが核。理想化された相手への憧れと、初恋の不安や高揚をソフトなメロディに乗せて描く。家庭向けTVの温かな世界観とも相まって、無垢さが魅力だ。

歴史的背景

リリースはブリティッシュ・インヴェイジョン前夜の米ティーンポップ最盛期。ストリングスとコーラスを生かしたスウィートなプロダクションは、当時のガール・ポップの王道スタイル。テレビとレコードの相互プロモーションが強まる中、番組出演を足掛かりに全国ヒットへ拡大した好例として語られる。

有名な演奏・映画での使用

最も知られるのはシェリー・フェブレー版で、『ドナ・リード・ショー』劇中での歌唱が話題を呼んだ。以後、オールディーズ系のライブやコンピレーションにたびたび収録される定番曲となる。具体的な映画での使用や著名カバーの網羅的情報は情報不明だが、懐かしのラジオ番組では常連曲だ。

現代における評価と影響

本作は“10代の憧れ”を端的に結晶化した楽曲として評価され、初期60年代アメリカン・ポップの象徴的レパートリーに位置づけられる。ミックスや編曲は控えめながら、メロディの覚えやすさと語りの親密さが今なお通用。ストリーミング時代でもオールディーズ・プレイリストの定番として聴かれている。

まとめ

Johnny Angelは、素朴で普遍的な初恋の感情を、テレビとポップスの黄金連携で広く届けた一曲。作曲リー・ジュリアン・ポクリスと作詞リン・ダディの職人的な筆致、そしてシェリー・フェブレーの柔らかな歌声が重なり、時代を超えて愛されるスタンダードへと育った。