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Eye Of The Tiger

  • 作曲: PETERIK JAMES,SULLIVAN FRANK MICHEAL III
#洋楽ポップス#映画音楽
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Eye Of The Tiger - 楽譜サンプル

Eye Of The Tiger|歌詞の意味と歴史

基本情報

Survivor(サバイバー)の代表曲「Eye of the Tiger」は、1982年発表のハードロック・ナンバーで、同年の映画『ロッキー3』主題歌として世界的に知られる。作曲はPETERIK JAMESとSULLIVAN FRANK MICHEAL III。作詞者は両名。鋭いギター・リフと力強いビートを核に、闘志を鼓舞するメッセージ性で広く支持を獲得し、同名アルバムのタイトル曲としても位置づけられる。全米チャート1位を記録し、バンドの名を決定づけた代表作だ。

歌詞のテーマと意味

歌詞は、逆境から再び立ち上がる主人公の視点を通し、自己鍛錬と集中力、そして「獲物を狙う虎の眼」にたとえられる研ぎ澄まされた意識を描く。敗北や恐れに屈しないこと、再挑戦への意志、自らのステージに戻る決断が反復構造で強調され、短いフレーズの積み重ねとリズムの推進力が決意を増幅する。結果として、個人の成長やスポーツ、仕事のモチベーションに重なる普遍的なメッセージが伝わる。

歴史的背景

制作の発端は、映画『ロッキー3』のためにシルベスター・スタローンがバンドに新曲を依頼したことにあると広く伝えられている。映画のテンポ感に寄り添うべく、印象的なリフを冒頭から据え、闘いの息遣いを想起させるドラムとベースの刻みで緊張を高める設計が取られた。サビで一気に開放するダイナミクスは、挑戦の物語と強く呼応し、劇中のトレーニングや試合シーンのエネルギーを音楽的に支える役割を担った。

有名な演奏・映画での使用

最も象徴的な使用例は『ロッキー3』で、オープニングを飾るだけでなくトレーニングのモンタージュを牽引した。その後もスポーツイベントの入場曲や応援曲、テレビ番組やCM、ゲーム配信など多様な場面で用いられ、勝負どころを演出する“定番曲”として定着。カバーやリミックス、ブラスバンドや吹奏楽のアレンジも多数生まれ、楽曲の浸透度をさらに高めた。

現代における評価と影響

今日でもストリーミングや動画プラットフォームで継続的に聴かれ、モチベーション・ソングの代表格として引用される機会は多い。簡潔で覚えやすいリフ、コール&レスポンス的なメロディ運び、手を叩きたくなるミドルテンポが合わさり、集団の一体感を生む“アンセム性”を獲得。ジャンルを越えてアスリート、クリエイター、一般リスナーにまで浸透し、80年代ロックの象徴としての評価も揺るがない。

まとめ

Eye of the Tigerは、映画と音楽の相乗効果が生んだ稀有なヒットであり、逆境に挑む意志を端的に鳴らす名曲だ。鋭いリフと力強いビート、覚えやすいメロディ、普遍的な歌詞が有機的に結びつき、世代を超えて機能し続けている。今なお“闘う気持ち”を引き出すサウンドトラックとして、多くの場面で選ばれ続ける。