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You've Got A Friend
- 作曲: KING CAROLE
#洋楽ポップス

You've Got A Friend - 楽譜サンプル
「You've Got A Friend|歌詞の意味と歴史」
基本情報
1971年、Carole Kingの代表作『Tapestry』収録のバラード。作曲・作詞はCarole King。ジェイムス・テイラーのカバーが同年全米1位となり、楽曲は広く周知に。ポップ/ソフトロックの質感で、温かなピアノと親密な歌唱が核。
歌詞のテーマと意味
歌詞は、落ち込んだときでも呼べば駆けつけるという無条件の友情を、二人称でやさしく語る。聴き手の「大切な誰か」を想起させ、世代や国境を越えて共感を集めてきた。宗教や政治に依存しない普遍性が、長く歌い継がれる理由だ。
歴史的背景
1960年代の職業作家からシンガーソングライターへと転身した時期に誕生。『Tapestry』は1971年の象徴的アルバムとなり、本曲は核となった。翌年、本曲はグラミー「ソング・オブ・ザ・イヤー」を受賞。ジェイムス・テイラーは同曲で「最優秀男性ポップ・ボーカル」を獲得。
有名な演奏・映画での使用
代表的な演奏は、Carole Kingのオリジナルと、ジェイムス・テイラーの全米1位シングル。Roberta Flack & Donny Hathawayの1972年デュエット、Donny Hathawayのライヴ版も評価が高い。映画やドラマでの具体的使用例は情報不明。
現代における評価と影響
現在も卒業式や追悼の場、合唱や器楽アレンジまで幅広く取り上げられる。ストリーミング時代でも聴かれ、若い世代のカバーが途切れない。友情をめぐるシンプルなメッセージと歌いやすいメロディが、再解釈の余地を与えている。
まとめ
友を思う気持ちを結晶化した普遍のバラード。初演から半世紀を経ても“約束の歌”として価値を保つ。まずは『Tapestry』とジェイムス・テイラー版を聴き比べ、その懐の深さを味わいたい。