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All Day And All Of The Night

  • 作曲: DAVIES RAYMOND DOUGLAS
#洋楽ポップス
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All Day And All Of The Night - 楽譜サンプル

All Day And All Of The Night|歌詞の意味と歴史

基本情報

ザ・キンクスが1964年に発表したシングル。作曲はレイ・デイヴィス(DAVIES RAYMOND DOUGLAS)、プロデュースはシェル・タルミー。荒々しいギターと力強いボーカルが際立つロック曲で、英国Pye Recordsから発売。バンド初期の代表作として広く知られる。

歌詞のテーマと意味

歌詞は、相手と「昼も夜も」一緒にいたいという強烈な願望を直球で表す。反復的なフレーズと短いセンテンスが切迫感を生み、時に支配的に聞こえる語り口が若い情熱と独占欲の揺らぎを映す。比喩は最小限で、リフと一体化したコールが感情の爆発点を作る。

歴史的背景

ブリティッシュ・インヴェイジョン最盛期に登場し、前作「You Really Got Me」に続く硬質なギターサウンドを提示。デイヴ・デイヴィスのパワーコードと歯切れのよいビートが、ガレージロックやハードロック、後のパンクの原型を示した。英国で大ヒットし、米国でもトップ10入りを記録。

有名な演奏・映画での使用

本曲はキンクスのライブ定番として長年演奏され、数多の録音が残る。カバーではThe Stranglersによる1980年代のヒットが著名。映画やテレビ、CMでも使用例があるが、個別作品名は情報不明。エネルギッシュな導入曲としての適性が高い。

現代における評価と影響

エッジの立ったリフ、2分台の凝縮感、煽るボーカルは、最小限の素材で最大効果を生む手本として評価される。多くのギタリストが本曲のパワーコードと歪みの質感を参照し、ガレージ〜パンク系バンドのカバー定番に。音楽誌やガイドでも名曲としてたびたび言及される。

まとめ

直感的なリフと直截な言葉で欲望を鳴らし切った1960年代ロックの要石。シンプルだからこそ色褪せず、今もステージで威力を放つ。