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I Got You(I Feel Good)

  • 作曲: BROWN JAMES,WRIGHT TED
#R&B#洋楽ポップス
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I Got You(I Feel Good) - 楽譜サンプル

I Got You(I Feel Good)|歌詞の意味と歴史

基本情報

「I Got You(I Feel Good)」は、BROWN JAMESとWRIGHT TEDによる作曲で、ジェームス・ブラウンが1965年に発表したソウル/ファンクの代表曲。全米シングルチャートで3位、R&Bチャートで1位を記録し、のちに同名アルバムにも収録された。鋭いホーンとダンサブルなグルーブ、短い演奏時間で一気に駆け抜ける構成が特徴の、ライブ定番曲である。

歌詞のテーマと意味

歌詞は、恋人の存在によって抑えきれない高揚感と身体的な喜びが湧き上がる瞬間を、短いフレーズの反復で力強く表現する。語り手は相手がいることで自分は良い気分だという肯定のメッセージを放ち、バンドのブレイクと掛け合いながら歓喜を増幅させる。難解な比喩は少なく、直接的な言葉とリズムで幸福感を伝える点が魅力だ。

歴史的背景

本作が登場した1960年代半ばは、R&Bがファンクへと進化する転換期。タイトなリズム・セクションと、アクセントを刻むホーンのリフ、ボーカルのシャウトを核にしたアンサンブルは、後のファンク様式の雛形となった。ブラウンのバンド主導のサウンド構築は、ソウルの表現領域を押し広げ、ダンス音楽の文脈でも大きな影響力を持つことになる。

有名な演奏・映画での使用

本曲はブラウンのコンサートでクライマックスを担う常連ナンバーとして演奏され続け、観客のコール&レスポンスを誘う演出でも知られる。映画やテレビ番組、CMでも頻繁に使用され、歓喜や勝利の瞬間を象徴するBGMとして定着した。具体的な作品名は情報不明。

現代における評価と影響

明快なリフと強烈なグルーブは、ポップ、ヒップホップ、広告音楽に至るまで広く参照される。スポーツ会場やイベントでの定番曲としても親しまれ、世代や国境を超えて共有される「良い気分」の象徴となった。リズム主体の構築法は、現代ポップスのプロダクションにも示唆を与え続けている。

まとめ

「I Got You(I Feel Good)」は、シンプルな言葉とビートで歓喜を最大化したソウル/ファンクの金字塔。短い尺の中に濃密なエネルギーを封じ、時代を超えて聴き手の身体を動かし続ける一曲だ。