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Y.M.C.A.(YOUNG MAN)

  • 作曲: MORALI JACQUES
#洋楽ポップス
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Y.M.C.A.(YOUNG MAN) - 楽譜サンプル

Y.M.C.A.(YOUNG MAN)|歌詞の意味と歴史

基本情報

「Y.M.C.A.(YOUNG MAN)」は、Village Peopleが1978年に発表したディスコ・ソング。作曲はMORALI JACQUES。世界的ヒットとなり、サビに合わせて腕で“Y・M・C・A”の文字を作る振付が象徴となった。原題は“Y.M.C.A.”だが、日本ではカバー題“YOUNG MAN (Y.M.C.A.)”でも広く浸透。作詞クレジットは版により表記差があり、本稿では情報不明として扱う。

歌詞のテーマと意味

歌詞はYoung Men's Christian Association(キリスト教青年会)を指す“Y.M.C.A.”を舞台に、若者に居場所と希望を示すメッセージを持つ。住まいや職探し、仲間との交流など、都市生活で孤立しがちな若者に対し「そこへ行けば大丈夫」という励ましが核だ。直接的な宗教説教ではなく、明るい掛け声とコーラスが前向きさを強調し、誰もが一緒に歌える普遍性を生んでいる。

歴史的背景

制作はディスコ全盛の70年代末。煌びやかなストリングスや四つ打ちのビート、力強いブラスが時代性を体現する一方、コミュニティセンターとしてのY.M.C.A.の歴史が背景にある。ニューヨークのクラブカルチャーと都市の多様性が結びつき、ダンスフロアでの連帯感が曲のメッセージと重なった。しばしばLGBTコミュニティのアンセムとしても語られ、多義的な受容が広がった。

有名な演奏・映画での使用

同曲はテレビ番組やイベントでの群舞とともに浸透し、スポーツ会場では観客が一体で腕文字を作る定番曲として定着。広告やパレード、学校行事でも用いられることが多い。日本では1979年に西城秀樹「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」が大ヒットし、世代を超えた知名度を獲得。映画やドラマでの使用例も多いが、個別タイトルは情報不明。

現代における評価と影響

今日でも結婚式や地域イベント、スタジアムの合唱で頻繁に選ばれ、ストリーミングでも継続的に再生される定番曲だ。国や文化を越えて共有できる簡潔なコーラスと振付は、参加型エンターテインメントの原型の一つといえる。多様性や包摂を象徴する楽曲として紹介される場面も増え、ポピュラー音楽史における位置づけは揺るぎない。

まとめ

踊って楽しい、歌って覚えやすい、という二重の強みで、発表から数十年を経ても色褪せない。ディスコ時代の華やかさとコミュニティへの眼差しを併せ持つ稀有なポップ・ソングとして、今後も幅広い場で歌い継がれていくだろう。