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Like A Virgin

  • 作曲: KELLY TOM,STEINBERG BILLY
#洋楽ポップス
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Like A Virgin - 楽譜サンプル

Like A Virgin|歌詞の意味と歴史

基本情報

「Like A Virgin」は、Billy SteinbergとTom Kellyが作詞作曲し、1984年にマドンナが発表したシングル。アルバム『Like a Virgin』収録で、プロデュースはナイル・ロジャース。全米チャートで首位を獲得し、80年代ポップを象徴する代表曲となった。

歌詞のテーマと意味

歌詞は「初めてのように新しく感じる」自己再生の比喩が核。過去の傷を経て、健全で力づけられる関係に出会ったときの心の刷新を描く。作者ビリー・スタインバーグは、新しい恋で自分が生まれ変わった感覚を表現したと語っており、挑発的な響きと内面的な成長の二層が共存する。

歴史的背景

MTV時代の勃興と合致し、シンセと強靭なベースが牽引するダンス・ポップの音像、ロジャースの洗練されたグルーヴが時代感を決定づけた。映像表現とファッション戦略が音楽と結びつき、アーティスト像の確立に寄与。80年代の女性ポップ・アイコン形成の転換点としても重要視される。

有名な演奏・映画での使用

1984年の第1回MTVビデオ・ミュージック・アワードで、マドンナがウエディングドレス姿で披露した演出はポップ史の名場面。映画『レザボア・ドッグス』冒頭では楽曲をめぐる会話が展開され、文化的参照点となった。ほかにコンサートでの定番曲として再解釈が重ねられ、ドラマ『Glee/グリー』でも取り上げられた。

現代における評価と影響

挑発と自己肯定のバランス、覚えやすいフック、ダンス可能性の高さは今日でも有効。批評的にも80年代ポップの金字塔としてしばしば言及され、さまざまなアーティストにカバーや引用を促した。ジェンダー表象や主体性をめぐる議論の素材としても参照され、ストリーミング時代でも定番の一曲。

まとめ

『Like A Virgin』は、鮮烈なサウンド、象徴的なイメージ戦略、普遍的な再生の物語が結晶した作品である。作曲者コンビの強固なメロディとロジャースのプロダクション、そして歌い手の個性が相乗し、1984年の時代性を超えて聴き継がれる理由を生み出している。