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This Guy's In Love With You

  • 作曲: BACHARACH BURT F
#洋楽ポップス
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This Guy's In Love With You - 楽譜サンプル

This Guy's In Love With You|歌詞の意味と歴史

基本情報

1968年発表のポップ・バラード。作曲バート・バカラック、作詞ハル・デヴィッド。初出はハーブ・アルパートの『The Beat of the Brass』で、テレビ特番での披露を機にシングル化され、全米ビルボードHot 100で首位を獲得。A&Mレコードから発売。柔らかなホーンと穏やかなテンポが持ち味。

歌詞のテーマと意味

男性一人称で、相手の愛情が本物かを確かめたいという切実な告白を描く。自信のなさと希望が交錯し、平易な語り口に真情が滲む。メロディはためらいから高まりへと導き、言葉と音の呼応で普遍的な共感を生む。

歴史的背景

バカラック&デヴィッド黄金期の一作。トランペッターのハーブ・アルパートが温かなバリトンで歌う意外性が話題となり、テレビ特番『The Beat of the Brass』の反響から急速にヒット。1968年を代表するラブソングとして広く浸透した。

有名な演奏・映画での使用

決定版はハーブ・アルパートのオリジナル。ダスティ・スプリングフィールドやディオンヌ・ワーウィックは女性視点の“This Girl's in Love with You”としてカバーし、各国で人気を得た。テレビ特番での映像もよく知られる。映画での使用に関する確かな情報は情報不明。

現代における評価と影響

滑らかな旋律と巧みなコード進行は“バカラックらしさ”の典型として研究対象となり、ソフトロックやAORの作法にも影響を与えたと評される。ストリーミング時代でもプレイリスト常連の告白ソングとして再評価が続く。

まとめ

This Guy's In Love With Youは、飾らない言葉を洗練のメロディで包んだ名曲。作者と歌い手の個性が理想的に結びつき、時代を越えて愛されるスタンダードとなった。初めて聴く人にも、抑制の美しさと確かな温もりがまっすぐ届く。