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Proud Mary
- 作曲: FOGERTY JOHN CAMERON,GREEN TOBY

Proud Mary - 楽譜サンプル
Proud Mary|歌詞の意味と歴史
基本情報
1969年にCreedence Clearwater Revival(CCR)が発表した代表曲。アルバム『Bayou Country』収録のシングルで、米Billboard Hot 100では最高2位。作曲者表記は提示情報のとおりFOGERTY JOHN CAMERON, GREEN TOBY。スワンプ感のあるルーツ・ロックの響きが特徴。
歌詞のテーマと意味
都会の安定した仕事を離れ、蒸気船“Proud Mary”に象徴される川の流れへ身を委ねる人物の物語。労働と自由、過去と再出発を対比させ、川のイメージで解放感と連帯感を描く。固有名詞は比喩としての舟であり、具体の地名・人物設定は最小限に留められている。
歴史的背景
CCRの音楽性はカリフォルニア発ながら米南部のルーツ音楽を強く参照。本曲もミシシッピ川文化への憧憬を音像化した一例とされる。1969年というロック黄金期の空気を映し、同時代のルーツ回帰の潮流を代表。制作時の詳細な一次資料は情報不明。
有名な演奏・映画での使用
1971年、Ike & Tina Turnerがソウルフルなスロー〜アップの二部構成でカバーし大ヒット。翌年グラミー賞R&B部門を受賞し、ティナの代名詞曲となった。ほかにも多数のアーティストが取り上げ、ライブ定番化。映画・ドラマでの具体的使用作品名は情報不明。
現代における評価と影響
原曲は端的なリフと跳ねるビート、分かりやすい物語性で現在もクラシック・ロックのスタンダードに位置づく。名曲ランキングや音楽史の概説で頻繁に言及され、カバー版の多様さは楽曲の懐の深さを証明。ダンス/バンド編成いずれにも適合し、世代を超えて演奏され続ける。
まとめ
Proud Maryは、シンプルなコード進行に人々の移動と再生の物語を載せた普遍的ポップ・ソング。CCRの乾いたグルーヴとティナ・ターナー版の熱量という二つの金字塔を軸に、今もライブとプレイリストを支え続ける一曲である。