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Make Me Smile
- 作曲: PANKOW JAMES C

Make Me Smile - 楽譜サンプル
Make Me Smile|歌詞の意味と歴史
基本情報
Make Me Smileはロックバンド・シカゴの楽曲で、作曲はPANKOW JAMES C(ジェイムス・パンコウ)。1970年の2作目『Chicago(II)』収録、組曲「バレエ・フォー・ア・ガール・イン・ブキャナン」の一部として書かれた。リードはテリー・キャス。シングルは終盤にリプライズ曲「Now More Than Ever」を編集で接続し、全米チャートでトップ10入り。プロデュースはジェイムス・ウィリアム・ガルシオ。
歌詞のテーマと意味
歌詞は、相手の存在が日常を明るくし「笑顔にしてくれる」ことへの感謝と高揚を描く。比喩は控えめで、希望と再生の語彙が中心。内省的なヴァースから力強いコーラスへ開放する設計がブラスの昂揚と呼応し、明快なカタルシスを生む。作詞者の正式クレジットは情報不明。
歴史的背景
当時のシカゴはブラス編成でロックとジャズを架橋する先駆的存在。パンコウは組曲的発想で恋人に捧げる楽章群を構想し、その核が本曲となった。長尺志向のアルバムからラジオ向けに凝縮したシングルが成功し、以後のヒット街道とバンドのポップ路線確立に寄与した。
有名な演奏・映画での使用
代表的録音はオリジナル版。ライヴではテンポをやや上げ、ギターとホーンの掛け合いを拡張する演出が定番化した。カバーや編曲は多数報告されるが詳細は情報不明。映画・ドラマでの顕著な使用例も情報不明。
現代における評価と影響
本曲はブラス・ロックの魅力を体現し、メロディの即時性とアンサンブルの緻密さを両立。クラシック・ロックの定番としてラジオで継続的にオンエアされ、ホーンを擁するポップ/ロック編成やスクールバンドのレパートリーにも影響を及ぼしている。
まとめ
Make Me Smileは、歌の高揚とブラスの推進力を一体化したシカゴ流ポップの象徴。組曲由来の構成美とテリー・キャスの熱唱が核となり、今なお瑞々しい。詳細データや歌詞全文は公的資料を参照。