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The Brady Bunch

  • 作曲: DE VOL FRANK DENNY,DOROSCHUK IVAN,SCHWARTZ SHERWOOD,YANKOVIC ALFRED MATTHEW
#洋楽ポップス
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The Brady Bunch - 楽譜サンプル

The Brady Bunch|歌詞の意味と歴史

基本情報

『The Brady Bunch』は、1969年に米国で放送開始した同名シットコムの主題歌。メロディはFrank De Vol、歌詞は番組クリエイターのSherwood Schwartz。シーズン1はPeppermint Trolley Company版、以降は出演子役のコーラス版が使われた。またAlfred “Weird Al” Yankovicは、Men Without Hats「The Safety Dance」(作曲:Ivan Doroschuk)を下敷きに同名のパロディ曲を1984年に発表している。

歌詞のテーマと意味

主題歌の歌詞は、再婚によって生まれたブレンデッド・ファミリーの成り立ちを物語調で要約し、視聴者に設定を即時伝達する機能を果たす。明快なコーラスが親近感を誘い、ホームコメディの温かさを強調。一方Yankovic版は番組や当時のテレビ文化への目配せを交え、軽快なシンセ・ビートでユーモラスに語る。

歴史的背景

1960年代末の米テレビでは、物語を要約する主題歌が定着。本曲はその代表例で、導入・記憶定着を一曲で達成する設計が特徴。1980年代に入るとMTV文化とともにポップのパロディが一般化し、Yankovicの同名曲は“テレビ番組×ヒット曲”を横断するメタ的な楽しみ方を提示した。

有名な演奏・映画での使用

番組のオープニングで繰り返し用いられ、キャスト版やコーラス版など複数テイクが流通。テレビ音楽のコンピレーションにも収録されることが多い。Yankovic版はアルバム『In 3-D』(1984)所収でライブ定番。映画での具体的使用例は情報不明。

現代における評価と影響

本主題歌は“あらすじを歌う”手法の象徴として評価され、後続のTV主題歌やジングル制作に影響を与えた。覚えやすい旋律とコーラスはブランド想起のモデルでもある。Yankovic版は、既存曲の骨格に新たな語りを重ねるパロディの代表例として、創作と引用の関係を考える素材となった。

まとめ

同名でも、テレビ主題歌とパロディは役割が異なる。前者は家族像を温かく伝え、後者は文化の自己言及性を照らす。両方を知ると作品の射程が一層明確になる。