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Elmer's Tune

  • 作曲: ALBRECHT ELMER,GALLOP SAMMY,JURGENS DICK
#スイング#洋楽ポップス#スタンダードジャズ
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Elmer's Tune - 楽譜サンプル

Elmer's Tune|楽曲の特徴と歴史

基本情報

Elmer's Tuneは米国スウィング期の代表曲。原曲はElmer Albrecht。1941年にDick Jurgens楽団がインストで取り上げ、同年Sammy Gallopが歌詞を付与。グレン・ミラー楽団の歌入り録音で一気に普及した。曲名は作曲者“エルマー”の名に由来。

音楽的特徴と演奏スタイル

明快で覚えやすい主題と、ブラスとサックスの掛け合いが映える書法が特徴。多くの演奏でミディアム・テンポの軽快なスウィング感が重視され、歌入り・器楽の双方で成立する。調性や形式などの厳密なデータは情報不明。

歴史的背景

1941年前後、ラジオとダンスホール文化がスウィングの隆盛を牽引。本作もその潮流で人気化した。Jurgens楽団のインストが注目を集め、続いてGallopの歌詞とグレン・ミラー楽団の録音が決定打となり、一般層へ浸透した。

有名な演奏・録音

代表録音はDick Jurgens and His Orchestraのインスト(1941)と、Glenn Miller and His Orchestraの歌入り(Vo: Ray Eberle&The Modernaires、1941)。放送やダンス会場で広く親しまれ、後続のビッグバンドに継承された。

現代における評価と影響

現在もジャズ・スタンダードとして演奏機会がある。歌詞は日常の喜びを軽やかに描く趣だが、詳細な公式解釈は情報不明。ダンス性とキャッチーな旋律により、教育現場やアマチュア・バンドでも扱いやすい。

まとめ

Albrechtの旋律、Jurgensの普及力、Gallopの歌詞、ミラー楽団の録音が結びついて生まれた成功例がElmer's Tune。インストと歌の両輪で魅力を放ち、スウィングの快活さを端的に示す一曲として、今も定番に数えられる。