あなたのポケットにスタンダードの楽譜集をソングブック12keyに移調できる楽譜アプリ「ソングブック」

アーティスト情報なし

Side By Side

  • 作曲: WOODS HARRY M
#スタンダードジャズ
App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう
← 楽曲一覧に戻る

Side By Side - 楽譜サンプル

Side By Side|楽曲の特徴と歴史

基本情報

Side By Side は、作曲家ハリー・M・ウッズが1927年に発表したポピュラー曲。作詞もウッズで、のちにジャズ/ポップを横断するスタンダードとなった。初演者や初出媒体の確定情報は情報不明だが、楽譜とレコードの双方で早くから普及し、歌詞付きの定番曲として知られる。邦題や日本語表記は一定せず、表記ゆれが見られる。

音楽的特徴と演奏スタイル

平明で覚えやすい旋律と、前向きなメッセージ性を持つ歌詞が核。テンポはミディアムからアップまで幅広く、2ビート寄りのスウィングやシャッフル、行進曲風のアレンジでも映える。シンプルな和声進行ゆえ、コール&レスポンス、転調、スキャットなどアドリブ的工夫が容易で、ヴォーカル・デュオやコーラス、ジャズ・コンボ、ブラス編成まで対応しやすい。

歴史的背景

1920年代後半のティン・パン・アレーの流れの中で生まれ、ラジオとレコード産業の拡大期に広まった。景気の不安定さを経験する時代に、連帯を歌うイメージが共感を呼び、家庭の弾き語りからダンスホールまで親しまれたとされる。初出の舞台や映画への導入経緯は情報不明。

有名な演奏・録音

本曲は数多くの歌手・バンドに録音されている。なかでも1950年代のKay Starrのシングルは広く知られ、以後もポップ、スウィング、カントリー寄りの解釈まで多彩にカバーが続いた。インスト版も多く、ギターやクラリネット、ブラス・バンド編成での録音も見られる。その他の個別の代表録音の詳細は情報不明。

現代における評価と影響

ジャズ現場では初心者セッションからプロのステージまで扱いやすいレパートリーとして定着し、学校や地域合唱でも取り上げられることがある。明快なメロディと普遍的テーマは時代を超えて通用し、イベントのオープナーやアンコール曲として重宝される。著作権の満了状況は国や年により異なるため、利用時は最新情報の確認が望ましい。

まとめ

Side By Side は、1927年生まれのシンプルで包容力のある名曲。歌詞付きのジャズ・スタンダードとして多様なテンポと編成に適応し、世代やジャンルを越えて歌い継がれてきた。出自の細部に情報不明な点はあるものの、親しみやすさとアレンジ自在性が今日まで息長く演奏される理由だ。