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Give Me The Night

  • 作曲: TEMPERTON ROD,TEMPERTON RODNEY LYNN
#スタンダードジャズ
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Give Me The Night - 楽譜サンプル

Give Me The Night|歌詞の意味と歴史

基本情報

1980年に発表された「Give Me The Night」は、作曲・作詞をロッド・テンパートンが担い、ジョージ・ベンソンが歌とギターで魅せる代表曲。クインシー・ジョーンズのプロデュースの下、同名アルバムのリード曲として世界的にヒット。R&B/ポスト・ディスコのダンス・トラックで、流麗なストリングス、グルーヴィーなベース、煌びやかなホーンが耳を奪う。

歌詞のテーマと意味

歌詞は「夜をくれ」という直訳以上に、日常の束縛を解き放ち、音楽とともに高揚と連帯を分かち合う喜びを描写。恋のときめき、ダンスフロアの熱、仲間との一体感が肯定的に歌われる。ベンソンのスキャットとギターのカウンター・メロディが、その歓喜の瞬間を生き生きと浮かび上がらせる。

歴史的背景

ディスコ全盛から洗練志向へ移る1980年前後、テンパートンとジョーンズの黄金コンビは、ジャズの素養を持つベンソンに都会的なダンス・サウンドを与えた。本曲は全米R&Bチャートで首位を記録し、ポップ・チャートでも上位に入ったことが広く知られる。ベンソンがジャズの枠を超えてメインストリームで認知される転機となった。

有名な演奏・映画での使用

最も知られるのは1980年のオリジナル・シングルと同アルバム収録ヴァージョン。以降のライブではアドリブや間奏を拡張した演奏が定番化し、観客参加型のコール&レスポンスでも人気を博す。映画・ドラマやCMでの具体的な使用例は情報不明。著名カバーの詳細も情報不明。

現代における評価と影響

今日ではポスト・ディスコ/ブギー再評価の文脈で定番曲として親しまれ、DJセットやプレイリストでも耳にする機会が多い。洗練されたプロダクション、ヴォーカルとギターの融合、夜の高揚を祝福する普遍的テーマは、世代や国境を越えて通用。シティ・ポップ以降の都会派R&Bにも通じるサウンド・デザインが支持され続けている。

まとめ

「Give Me The Night」は、名ソングライターと名プロデューサー、そして名手ベンソンの化学反応が生んだダンス・クラシック。夜の歓喜を凝縮した歌詞と洗練のグルーヴが魅力で、今もフロアとリスニングの両軸で輝き続ける。作品の詳細な使用例や一部のクレジットは情報不明だが、音楽的価値は揺るがない。