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Sookie Sookie
- 作曲: COVAY DONALD,CROPPER STEVE

Sookie Sookie - 楽譜サンプル
Sookie Sookie|歌詞の意味と歴史
基本情報
「Sookie Sookie」は、COVAY DONALD(ドン・コヴェイ)とCROPPER STEVE(スティーヴ・クロッパー)が共作したソウル/R&Bの楽曲。原曲は歌入りのポップ・ソウルに属し、親しみやすいリフと反復コーラスが特徴。初出年や初回リリース形態は情報不明だが、1960年代半ばの作と広く認識され、後年に多数のカバーを生んだ。タイトル表記は「Sookie, Sookie」とカンマを挟む形も見られる。
歌詞のテーマと意味
歌詞は、心地よいグルーヴの中で相手を陽気に誘うフリーテーマ。恋の高揚感、ダンスフロアの熱気、コール&レスポンス的な掛け合いが核で、難解な物語ではなく身体性に訴える直球の表現が要。印象的なフレーズの反復は観客を巻き込み、ライヴでの一体感を生む設計になっている。具体的なキーワードやフレーズは権利上の配慮から引用せず、歌詞全文も掲載しない。
歴史的背景
作曲者のドン・コヴェイは「Mercy, Mercy」「See-Saw」でも知られるR&Bの重要人物、スティーヴ・クロッパーはスタックスの看板ギタリスト。南部ソウルの作法とポップな勘所を掛け合わせたこの曲は、アメリカのソウル・ブームがピークへ向かう1960年代に生まれた。スタジオ・バンドの堅牢なグルーヴ感と、ラジオ映えするシンプルな構造が融合している。
有名な演奏・映画での使用
最もよく知られるカバーの一つが、Steppenwolfによる1968年のセルフタイトル・アルバム冒頭曲「Sookie Sookie」。ソウルの骨格にロックのドライヴ感を与え、クロスオーバーの代表例となった。また、ジャズ・ギタリストのGrant Greenがライヴ・アルバムでファンキーに取り上げ、インスト解釈の定番曲としても浸透。映画での明確な使用情報は情報不明。
現代における評価と影響
本曲は、ソウルのコール&レスポンスとロックのエネルギーを架橋した“踊れる”定番として評価される。クラブやライヴの現場で今も通用する単純明快なリフとリズムは、R&B、ブルース・ロック、ジャズ・ファンクのミュージシャンに広く影響を与え、カバーや再演の題材として今日まで息長く扱われている。
まとめ
「Sookie Sookie」は、軽快なフレーズと観客参加型の構成で、時代とジャンルを越えて生き残ったソウル名曲。作曲者コヴェイとクロッパーの職人芸が光り、ロック〜ジャズ方面の名演も豊富だ。原典の詳細に未確認点はあるものの、ダンスフロアを温める普遍性は揺るがない。まずは原曲とSteppenwolfの両方を聴き比べたい。