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What A Fool Believes

  • 作曲: LOGGINS KENNETH CLARK,LOGGINS KENNY,MC DONALD MICHAEL H
#洋楽ポップス
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What A Fool Believes - 楽譜サンプル

What A Fool Believes|歌詞の意味と歴史

基本情報

「What A Fool Believes」は、Michael McDonaldとKenny Logginsが共作し、ザ・ドゥービー・ブラザーズが発表したポップ/AORの代表曲。アルバム『Minute by Minute』期の楽曲で、1979年にBillboard Hot 100で1位を獲得。1980年のグラミー賞で最優秀レコードおよび最優秀楽曲を受賞した。洗練されたコード運びと軽やかなグルーヴ、ファルセットを生かしたボーカルが特徴。

歌詞のテーマと意味

歌詞は、かつての関係を相手も同様に思っていたはずだと信じ込む主人公の自己欺瞞を描く。記憶は都合よく美化され、現実との齟齬がにじむ。報われない想いを断ち切れない弱さ、誇りや期待がもたらす錯視、そして他者の心は支配できないという冷徹な真実が、洒脱なメロディと対照的に浮かび上がる。具体的な物語の舞台・固有名詞などは情報不明。

歴史的背景

本曲はマクドナルド期のドゥービー・ブラザーズを決定づけ、従来のギターロックから鍵盤主体のAORサウンドへ舵を切った象徴とされる。ロギンスは自身名義でも録音しており、ソングライター・チームとしての成熟を示した。制作時の詳細なセッション記録や発表日の細目は情報不明だが、世界的な成功により両者の作家性が広く認知された。

有名な演奏・映画での使用

代表的な演奏はザ・ドゥービー・ブラザーズのオリジナル・シングル。ケニー・ロギンスによるセルフカバーも知られる。ほか多数のアーティストによるカバーが存在するとされるが、網羅的リストは情報不明。映画・ドラマ・CMなど映像作品での顕著な使用についても公的な一次情報は情報不明。

現代における評価と影響

AOR/ヨット・ロックの象徴曲として今日も高く評価され、プレイリストやラジオで定番化。複雑なテンション・コードや転調感、シンコペーションする鍵盤のリフは多くのミュージシャンに影響を与え、シティポップ愛好家や音楽理論の観点からも再検証が進む。グラミー受賞歴は、その普遍性と作曲の精緻さを裏付ける指標となっている。

まとめ

自己欺瞞をテーマにした歌詞と洗練のアレンジが結びついた本曲は、1979年の栄誉を超えて現在も響き続ける。確かな作曲術と時代性のバランスが、名曲としての寿命を支えている。