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山崎 まさよし

One more time,One more chance

  • 作曲: 山崎 将義
#邦楽ポップス
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One more time,One more chance - 楽譜サンプル

One more time,One more chance|歌詞の意味と歴史

基本情報

山崎将義(山崎まさよし)による1997年発表のシングル。作詞・作曲は本人。アコースティック主体のバラードで、映画「月とキャベツ」の主題歌として知られる。英語題ながら歌詞は日本語が中心で、抑制された語り口と余韻が特徴。

歌詞のテーマと意味

失った恋への痛切な未練と“もう一度”の祈りが軸。取り戻せない時間に抗いつつ、街の風景や日常の断片に相手の面影を探す心の動きを描く。反復するフレーズが、過去へ手を伸ばし続ける循環的な心理を象徴する。

歴史的背景

90年代後半のJ-POPはSSWの台頭が顕著で、本作もその潮流で支持を拡大。俳優として映画に参加した山崎が主題歌を担い、作品世界が相互補強された。シンプルな編成と粗削りな質感は、当時のポップスの中で独自の存在感を放った。

有名な演奏・映画での使用

初出は映画「月とキャベツ」主題歌。2007年には新海誠監督のアニメ映画「秒速5センチメートル」で主題歌・挿入歌として用いられ、世代を超えて再評価が進んだ。ライブでは弾き語りや少人数編成が定番で、表情の違いが際立つ。

現代における評価と影響

配信時代でもストリーミングを通じて新規層に届き、カラオケの定番失恋バラードとして定着。映画文脈と単曲体験の双方で語られる稀有な楽曲であり、映像と音楽の相互作用を示す例として音楽ファンや制作者からの関心も高い。

まとめ

取り戻せない時間と向き合う感情を、最小限の伴奏と強い歌声で刻んだ名曲。映画と共鳴しながら現代でも聴かれ続ける。未確認事項は情報不明。