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平尾昌晃・畑中葉子

カナダからの手紙

  • 作曲: 平尾 昌晃
#歌謡曲
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カナダからの手紙 - 楽譜サンプル

カナダからの手紙|歌詞の意味と歴史

基本情報

「カナダからの手紙」は、作曲・平尾昌晃、作詞・橋本淳によるデュエット曲。オリジナル歌唱は平尾昌晃と畑中葉子。発表年は1978年。ジャンルは昭和歌謡/ポップス。編曲者・レーベルの詳細は情報不明。軽快なメロディと会話劇的な掛け合いが特徴の代表曲である。

歌詞のテーマと意味

歌詞は遠く離れた恋人から届く便りを受け取る高揚と、不安と期待が交錯する心情を描く。男性と女性の視点が交互に現れ、距離を越えて確かめ合う関係性が立体的に伝わる。サビで英語フレーズを印象的に用い、異国への憧れと都会的なムードを強調する構成だ。

歴史的背景

1970年代後半の日本は海外旅行の一般化が進み、北米への憧れが大衆文化に色濃く反映された時期。ディスコ由来の軽快なリズムやブラスの質感など当時のポップス潮流が取り入れられ、テレビ歌謡番組を通じて広く浸透。デュエット曲の人気とも相まって話題を集めた。

有名な演奏・映画での使用

オリジナルのデュエット版が基準とされ、テレビ歌番組やコンサートでの披露が多い。カラオケでも男女ペア曲の定番として親しまれている。近年の明確な映画使用や特筆すべき編曲版のクレジットについては情報不明だが、各種カバー歌唱の機会は継続している。

現代における評価と影響

現在でも昭和歌謡のプレイリストや懐メロ企画で採り上げられることが多く、明朗で覚えやすい旋律、呼応する掛け合いというフォーマットはデュエット作法の教科書的存在。海外地名を題に据えた表現は、ポップスにおける国際感覚の先駆例として評価される。

まとめ

遠距離恋愛のときめきを都会的サウンドで包んだ本作は、世代を超えて歌い継がれるデュエット・スタンダードだ。基本情報の更新や映像作品での使用履歴など、一部は情報不明点も残るが、歌詞とメロディの普遍性が長期的な支持を支えている。