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Eu Sei Que Vou Te Amar

  • 作曲: JOBIM TOM,JOBIM ANTONIO CARLOS,DE MORAES VINICIUS
#ボサノバ
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Eu Sei Que Vou Te Amar - 楽譜サンプル

Eu Sei Que Vou Te Amar|歌詞の意味と歴史

基本情報

ブラジルの作曲家アントニオ・カルロス・ジョビン(Tom Jobim)と詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスによる、ボサノヴァ屈指のラヴ・ソング。原題はポルトガル語で「私はあなたを愛し続ける」の意。発表年は情報不明だが、現在まで多くの歌手に歌い継がれている。穏やかなテンポと簡潔な旋律、声とギター中心の編成が一般的。

歌詞のテーマと意味

歌詞は生涯の愛を静かに誓う内容で、印象的な反復が親密な語り口を生む。過剰な修飾を避けることで、確信と不安、思慕(サウダージ)の揺らぎがにじみ、私的な告白が普遍的なメッセージへと開かれる。甘美さよりも節度と余韻を重んじる点が本曲の核である。

歴史的背景

1950年代末から60年代にかけ、ジョビンとモライスはブラジル音楽の近代化を牽引した。本曲もその文脈で受容され、ボサノヴァ/MPBの重要レパートリーとして定着。都会的和声と詩的言語の融合が特徴で、以後の作曲家・歌手に長期的な影響を与えた。初演・初録音の詳細は情報不明。

有名な演奏・映画での使用

本曲はブラジル国内外の多数のアーティストに録音され、原詞のほか各国語訳詞でも歌われている。映画やテレビでの使用例もあるが、具体的な作品名や年次は情報不明。いずれの版でも、静謐な歌唱と間合いを生かした伴奏が好まれ、ミニマルな美しさが際立つ。

現代における評価と影響

今日でもコンサートや録音企画で継続的に取り上げられ、弾き語りからジャズ寄りのアレンジまで幅広く適応。単純に聴こえる旋律と、微妙な和声の陰影が共存するため、解釈の自由度が高い。世代や地域を越えて親しまれる現行の定番曲である。

まとめ

簡潔な言葉と洗練された和声で永続する愛を結晶化した一曲。年代情報は情報不明ながら、ジョビンとモライスの協働を象徴する名作として、世界各地で今も歌い継がれている。